目は、カメラのレンズにあたる「角膜」が外からの光を取り入れ、「水晶体」が厚みを変えてピントを調節し、その光をフィルムの役割をする「網膜」に映すことでモノを見ることができます。
いわゆる「目がわるい」とは、角膜で屈折した光のピントが網膜の前後にズレることで、モノがぼやけて見える状態(屈折異常)のことです。
黒板の文字がかすんだり、看板の文字が読みにくかったり。遠くのものが見えにくい状態を言います。
近くが見えにくい状態です。遠くも近くも調節が必要なため、そのままにしておくと目が疲れることがあります。
「乱視」はピントがひとつに合わない状態で、モノが二重に見えたりにじんで見えたりしてしまいます。
幼少期の子どもの視力は、よく見えるという経験を繰り返しながら、徐々に発達します。仮に裸眼視力が低下しても、適切に補正されたメガネを装用することで良く見えるという経験を積むことができるため、そのまま放置したり合わないメガネを使用することは、眼球の発達途上にある子どもにとって望ましくありません。
平成25年度の文部科学省学校保健統計調査によると、年齢が進むにつれて1.0未満の割合が高くなっています。特に中学校では半分以上、高等学校では6割以上が1.0未満です。